100年カフェ カフェドモトナミ

History

建物の話

大正11年に富士屋ホテルが小田原駅前に「カフェレゾート」を作りました。 「カフェレゾート」とは…今で言うバスターミナルとカフェとお土産屋を合わせた施設のこと。

残念ながら、小田原駅前の「カフェレゾート」の建物は大正の震災で倒壊してしまいましたが、 その当時の写真が残っており、その佇まいは和を意識した洋館風、擬似様式ですね。

まるで映画のセットみたいで、とてもモダンです。 おそらくこの「カフェレゾート」が、元々宮ノ下の小さなバス待合所だった、現在のカフェドモトナミの原型になったのでは?と思います。

今でもその小さなバス待合所(現在のカフェドモトナミ)は、当時の士屋ホテルマンたちの哲学や気位の高さを感じ取る事ができます。

また現在のカフェドモトナミに至るまでの記述はありませんが、明治初期の嶋写真店(宮ノ下にある老舗写真店)の先々代が撮影した写真の中にかすかに写り込んでおり、歴史ある建物です。

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